[うつ]の治療についていくつかの視点~だから今の治療では治らないのです~

こころのりんしょうあらかると2008年9月号から
~慶応大学医学部精神科 菊地俊暁~
①注意すべき点
近年、抗うつ薬全般で、ある種の賦活化が生じるという指摘がなされてきた。その賦活化をアクチベ^ションシンドロームと呼ぶ。
アクチベーションシンドロームとは、次のことが悪化する傾向です。
・不安 ・敵意 ・焦燥 ・衝動性 ・パニック発作 ・アカシジヤ(じっとしていられないこと) ・不眠 ・乾燥 ・易刺激性 ・躁状態などの亢進・悪化
②英国nice(英国国立研究所)のガイドライン
軽症のうつ病にはssriやsnriのような薬物療法ではなく、運動療法やセルフヘルプを促すような精神療法から行うべきであるとしてをり、安易な薬剤の処方は勧めていない。無効例には薬物療法や認知行動療法、対人関係療法を行うことが明記されているが、少なくといも「とりあえず〇〇」のような発想は慎むべきであろう。としている。

[うつ]を克服する最善の方法(講談社+α新書) 生田哲 著 から
1999年4月、米国コロラド州リトリトン市、コロバイン高校で36人を殺傷した銃乱射事件の主犯は同高生で、SSRI(ルボックス)が多量に処方されていた。自殺した本人の解剖体内から多量のルボックスが見つかった。ルボックスの大量投与が事件を発生させた要因と指摘され、ルボックス製造会社ソルベイ社が告訴された。
告訴されたソルベイ社は、アメリカでのみ販売を止めたが、日本ではアステラスから販売され、同じ有効成分の薬デプロメールが明治から販売されている。

厚生労働省 指示 2009年5月から
抗うつ薬「パキシル」などSSRIの副作用で、他人への攻撃性が増す、激高しやすいなどで各社へ添付資料の書き換えを指示。対象は製品名で「パキシル、ルボックス、デプロメール、ジェイゾロフト、トレドミン」ある。

精神科医は信用出来るか(祥伝社新書) 和田秀樹 著から
薬の副作用に目を向けないマスコミ
著書によると、アメリカでの薬の使い方は次のようです。
抗うつ剤の服用はおよそ3ヶ月くらい止めることを目標にするのが常識
睡眠薬は1ヶ月で止めさせるように与えるし、安定剤は常用させないのが基本,メリハリを付けず、ダラダラと同じ薬を出し続ける医者は要注意とのこと
最初から3~4種類の薬を出す医者も気宇を付ける。
初回は昼用、夜用核1種類からはじめるのが普通だが、2回目以降薬がどんどんふえるのはまともでない。
・・・・大阪池田小学校23人殺傷事件の犯人詫間守は多量のSSRI、睡眠薬が処方されていた・・・・。