薬もカウンセリングも駄目、では「どうすれ良いか」

「薬が駄目」、「カウンセリングも駄目」では「どうすれば良いのか」?
脳の活動スイッチの自動切換え訓練

ごあいさつ の項でも記しました通り、訓練が必要なのです。
「うつ」という状態を、演出しているのが、私たちの「脳」です。脳の働き方ともいえます。うつ状態の時は、脳が少し疲れたから「うつ的な働き方」をしながら、疲労回復を計っている。だから、より良く、より早く疲労回復を支援するのが賢明な策です。
ですから、医師は「会社のことなど、何も考えずに休みなさい」と言うのでしょうが、人間は本来「考える葦」と言われているのだから、考えるなと言うことは、人間でなくなれというひどい要求なので、出来ません。
そこで、作業改善の最大原則「無駄・無理・むら」を、脳がしないように訓練することが有効になります。
薬では意図していない範囲・深みまで影響を受けてしまいますし、不足部分も出来てしまい、なかなかちょうど良い状態になる微調整は出来ません。
カウンセリングでは、言葉が中心的に活動します。変化を求めているのは「不安・恐怖・怒り・イライラなど」感情的側面の安定化です。理性的な言葉で、感情の変化をつくりだすのは、とても困難です。
「理性」と「感情」は人間活動の両極で、遠距離恋愛のようで、まれにうまくいくが、多くは破綻するのに酷似しているのです。だからカウンセラーの人格的資質が重要になのです。
もう1つ見逃し勝ちですが、絶対見逃してはならないことに、無駄(逆)な努力があります。良い例は:眠れない人が一生懸命に眠ろうと努力する。
眠ろうと努力すればするほど、眠れない。当たり前のことです。眠ろうと努力すれば、脳が興奮します。脳が興奮すれば眠れないのは当然です。眠ることとは逆の努力をしていたのです。これと類似のこたに受験や大勢を前にした「過剰緊張によるアガリ」などです。いずれも失敗の原因になります。

を丁度良く働かせる訓練が必要で、最良の方策です。
多くの私たちは、不幸なことに、生まれてから今まで「頑張りなさい、しっかりしなさい、一生懸命にやりなさい、注意しなさい、ぼやぼやするんじゃない、手抜きをしては駄目、メリハリはきちんと・・・・」など、頑張ることだけを求められてきたし、それに応える訓練をしてきました。
その結果、多くの場合上手くいったし、成功してきたし、手お抜いた時は多くの場合失敗したので、頑張ることが「何事にも優る」と勘違いをしてしまった可能性がある。
もし、頑張り続けたら、何事も上手くいくなら、寝ずに連続的2週間くらい働いてみてはどうだろう?寝るということは「休むこと・サボること」で、頑張ることに反するからだ。結果は、おそらく「メチャクチャ」であろう。休みなく頑張り続けることは、手抜きよりもひどい結果になる可能性がある。
ではどうするのか?
世の中には、馬鹿な専門家がいて「頑張らなくてもよい」などという輩がいる。
頑張らけらばならないきには、頑張らねば駄目です。
その頑張りを生むのは:
①必要以上のオーバーな頑張りをしないこと
②上手な休み方を習得しておくこと
③無駄な頑張りをしないこと
この3点を脳にしっかり学ばせ・定着させ・何時でも何処でも発揮出来るように、脳のスイッチが自動的に切り替わるように訓練することです。
その訓練こそが「心の体操」なのです。

          メンタルヘルス総合研究所 代表  久保田 浩也