5.何故「心は病」でしか考えない?

なぜ「心は病」でしか考えないのか?

~このようなことを不思議に思ったことはありませんか?~

私たち人間は、心(精神)と体(肉体)が混然一体となった生き物です。心だけの人間も体だけの人間も存在しないのです。不幸な事情によって、脳死状態に陥らない限り。

心(精神)と体(肉体)が一体で活動しています。それなのに体の健康には異常といってもよいほどの関心を持っています。
一例を挙げるならば①胎児のときから「心音」がどうのこうの・・・。②平均寿命をはるかに超えた超高齢者にも健康診断の案内が来ます。健康診断で血圧が少し高い。コレステロール値が少し高い。肥満気味だから運動をしなさい、一万歩毎日歩きなさい・・・・・等など。

他方、心の健康にはほとんど関心がもたれないのはなぜでしょうか?
「私たちの活動は[心]と「体」と「言葉」どこからスタート」に記してあるように、すべての人間活動に一番の基盤となっているのです。そして日常の生活に、すごく身近で影響を与えているのです。

例えば①イライラする・ムカつくから「大きな声を出して怒鳴り人間関係に傷をつけてしまう。②大事な試験や試合で緊張のあまり「アガッテしまって」失敗をする。意識できていない慢性的緊張が「朝の通勤電車で毎朝のように便意をもよおし駅のトイレに駆け込む、肩がこる、頭痛で苦しむ」など、挙げればきりがないほどの肉体的不調(心身症)の引き金になっている。

これらの状態は「心」が病んでいるのではなく、心の健康度が低下した「イマイチ状態」になっているために起こっている身体の状態です。

ですから「心の健康」に関心を持ち、心の健康を増進すれば、本人にとっても、その人が所属する集団にとっても、素晴らしい効果が出てくるのです。

ぜひ、私たちの活動・・・・・・・・
「どこがスタート」の項と
「心身症」の項をじっくり見て、考えて下さい。